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世界各国の違法伐採の状況

●違法伐採とは?

○「違法伐採」の定義について、国際的に確立されたものは存在しないが、一般的には、それぞれの国の法律に反して行われる伐採を指すものと解される。

○具体的には、
・正規の許可を得てない伐採
・伐採禁止地域における伐採
・伐採が禁止されている樹種の伐採等があげられる

●違法伐採が多いとみられている地域

 ○東南アジア(インドネシア、マレーシア等)
 ○ロシア(ロシア極東地域等)
 ○アフリカ(カメルーン、ガボン、コンゴ等コンゴ川流域)
 ○ブラジル(アマゾン川流域)

●日本が木材を多く輸入している国の違法伐採問題

○インドネシア

  • インドネシア政府と英国政府の合同調査(1999年)の結果においては、約50%以上が違法伐採であると分析されている。
  • インドネシアは、政府が違法伐採の存在を認め、国際的な協力を求めている唯一の国。

○マレーシア

  • 環境NGO等により、インドネシア等から違法伐採木材が流入し、マレーシア国内で加工、輸出されていると指摘されている。

○ロシア

  • 環境NGO等の調査によると、20〜30%が違法伐採であると言われている。
  • ロシア政府は違法伐採は1%に満たないとの見解。

我が国の違法伐採対策

二国間、地域間及び多国間の国際協力を通じて、違法伐採対策を推進

  • 2003年(平成15年)6月に日本とインドネシアの間で違法伐採対策のための協力に関する「共同発表」・「アクションプラン」に関係閣僚が署名
  • 2002年(平成14年)のヨハネスブルグ・サミットで発足した「アジア森林パートナーシップ」に主要パートナーとして参加
  • 国連の機関である国際熱帯木材機関(本部・横浜)への資金拠出
二国間、地域間及び多国間の国際協力を通じて、違法伐採対策を推進